せめて目からだけでも春を、と、ウエルカムドリンクには桜湯をご用意。
白湯の中で桜の花びらが踊ります。
いつものように、お互いの自己紹介からスタート。
そして、「アンチエイジング」という言葉に対するイメージをシェアしあう
ところから第一部の始まりです。
アーユルヴェーダにおける「アンチエイジング」の基本的考え方をお話ししていきます。
この日は、ほとんどの参加者さんが、ごま油をケアに使うのは始めてとのこと。
まずは、「オイルうがい」からチャレンジです。
やる前はみなさん、ドキドキのご様子。実際に体験されると、予想を裏切る癖のなさ、そしてうがい後の「口内の爽快感」に多くの方が驚かれます。
お着替えをして、さあいよいよ、セルフマッサージの実習へ。
絹の手袋での乾布摩擦から開始。セラピストの中村さんにも協力してもらって、セルフケアの基本、実技指導を受けていきます。
たっぷりのセルフマッサージの後は、体を暖かくして発汗を促します。
この発汗が、アーユルヴェーダのごま油ケアのとても大事なポイント。
横になりリラックス。セルフマッサージの後だけに、とても気持ちのよい時間。
静かな呼吸音だけが聞こえます。
やはり畳の部屋はとても落ち着きますね。。。
最後に、それぞれの発汗状態を相互に確認しあって終了。
「全身がポカポカ〜」「体の内側がなんだかぐるぐる動き始めたみたいです」
「ちょっとトイレに行ってきます〜」という声もいただけました。
あ、アーユルヴェーダでは、排泄は「我慢しちゃいけない欲求」ですから、
どうぞどうぞご遠慮なく。
シンプルだけど、とても力強い「ごま油セルフケア」の力を感じていただけた
ようです。
「ごま油のケアは、肌の保湿のためにやるのではありません」
「ごま油のケアは、肌の保湿のためにやるのではありません」
ワークショップでそれをお話しすると、大概の方はキョトンとされます。
「ごま油でアンチエイジング」というと、「ああ、お肌しっとりにね」
そう思われるからでしょう。
でも、アーユルヴェーダのアンチエイジング、そしてごま油の世界は、
実際はもっと奥が深いものなのです。
塗布から約5分で体内深部に達するといわれるごま油。
むしろ体内に浸透してからが勝負です。
浸透したオイルは、私たちの体内の不要なものを排出を促す役割を果たします。
さらにそわそわと乱れたドーシャを鎮め、落ち着きや滋養をもたらして
くれるもの。
そのためにも、オイルの後の温め&発汗プロセスは欠かせないものなのです。
ワークショップ参加者さんが、いつも驚かれること。
たっぷり塗ったはずのオイルなのに、少し時間が経つと
全然ベタベタが残っていないこと。
オイルはどこへ?
どんどんみなさんの深部に浸透し働いていきますよ。
歴史ある叡智に満ちたアーユルヴェーダ。
ごま油は、とても深い効果効能を持つものです。
(何でもかんでも「デトックス」の一言で簡単に片付ける、世の中の風潮には、
私は個人的には「違和感」を持っています)
ごま油習慣を続けた結果、「お肌しっとりツヤツヤ」になることはもちろん
あるでしょう。
でもそれあくまで、ギフトです。
毎日のプラクティスを続けた人に、後からそっとついてくるもの。
最適化は、先に体内から。
アーユルヴェーダの「アンチエイジング」の考え方です。
熱処理をした太白ごま油をお一人一本づつご用意。自宅用にお持ち帰りいただきました。
明日からすぐ、セルフケアが自宅でできますね。
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寒い1日でしたが、みなさんごま油の温性効果とセルフマッサージで、体の芯からほかほかに
なられたようです。
(ご用意いただいた帽子、防寒具でしっかり保温してご帰宅いただきました)
10年続けると10年若返るといわれるのがごま油マッサージの力。
毎日のコツコツは決して侮れないものです。
本プログラム、次回は5/20(土)に大田区で開催予定です。(詳細後日)
アーユルヴェーダのアンチエイジングやオイルケアに興味のある方、
でも、ハードルが高くてなかなかチャレンジする機会がないわ、、、と思われる方。
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