スターバックス弘前公園店
虹のマートで充実の朝ごはんをいただいたら、次は朝のコーヒーです。
ここはひとつ「弘前ならでは」の、カフェへ行きますよ。
スターバックス弘前公園店
見るべきものは、ここの建物です。
なんとも味のある、歴史的建造物がカフェになっているのです。
ちょっと歴史をひもといてみます。津軽藩の城下町弘前は、明治時代には旧陸軍の町でした。
日清戦争の後、軍備拡張の必要から、1898年弘前に開庁された旧陸軍第8師団。
1902年、真冬の八甲田山中での行軍訓練で、199名もの遭難者を出した悲劇でも知られています。
その第8師団長の元官舎であったという建物。それが2016年の今、なんとスターバックスです。
うーん、このギャップ。この趣きの深さ、、、、。
日本のいろんな町を旅していて気づくこと。
かつて軍の拠点が作られた町には、なぜか共通して今も不思議な「色気」を感じます。
呉、横須賀、佐世保、弘前・・・
見える部分で言うならば、煉瓦造りなどの洋風建築が思いがけず残っていたり、
このスタバのように、今も現役で活用されていたり。
当時流行したご当地メニューが、地元の飲食店で出されていたりします。
明治以降、日本に入ってきた陸海軍の新しい兵式は、いずれも欧米をお手本に学んだものでした。
軍の拠点となった町に、同時に持ち込まれたであろう欧米の文化や価値観。
そんな背景もあるかもしれません。
そうして形作られた町は、どこかに「異郷」の空気が染み付いている。
やってくる人たちが増え、文化や経済が発展するとともに、
逆に失われていくものや、命もそこにはあったことでしょうね。
有無を言わさず変わらざるをえなかったものだけが持つ、なんとも不思議な「色気」がそこに漂う。
新旧の価値観が混ざり合うことで、町には独特の輝きが生まれるのかもしれません。
そういえば自分が特に深く魅かれる海外の都市も、もともとあった文化に、
外部から持ち込まれた文化の混じり合う町ばかり。
異文化がクロスする町。
必ずしも友好的な文化交流ばかりでなく、侵略の歴史によって、
なんてのもありますけどね。
なんてことをつらつらと考えつつ、、、、、。
静かなカフェでコーヒーをすする、旅先の朝です。
旅先の妄想。。。。
スターバックス弘前公園店
青森県 弘前市 上白銀町1-1
07:00~21:00
不定休
サイトはこちら*弘前には、この他にも味わい深い
洋風建築が多数残されています。
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