写真は、ある日のあさごはんです。
ムングダル(皮を取り、ひきわりにした緑豆)のおかゆ(インゲンとジャガイモいり)と白湯です。
外食が続いていて、どうも胃が重い。
お腹も重く、すっきりしない。
そんな時には、わたしは迷わずこんなメニューを取り入れます。
おかゆの仕上げには、トリカトゥをパラパラとふりかけます。
トリカトゥとは?
「トリカトゥ」はアーユルヴェーダの消化剤です。
「三辛」を意味しています。みっつの辛味。
中身は、「コショウ」「長コショウ(ピッパリ)」「乾燥ショウガ」。
消化促進材、強壮剤(若返り効果!)の役目もあり、私たちの体内に残った「未消化物」をクリアにしてくれる
とても頼りになる存在です。
*コショウ
温める効果、消化力増進、唾液分泌を促す、体内のつまりを取る。
*長コショウ
強壮剤(若返り効果)、強精剤、皮膚病、咳、便秘によい
*乾燥ショウガ
温める効果、味覚をよくする、消化機能促進、便秘ガスに効果、体内のつまりを取る。
皮膚のトラブルに。
小さじ半分ほどの量をとると、じわっと体が温かくなる。
消化の火の力を、まさにあげてくれているのが実感できます。
写真は、インド製のトリカトゥ。
「長コショウ(ピッパリ)」ってなに?
「コショウ」と「乾燥ショウガ」はともかく、
「長コショウ(ピッパリ)」とは?、聞きなれない名前かもしれません。
でももしかするとご存知かも?
日本だと沖縄の「ヒハツモドキ」。
「ピパーズ」「ヒバーチ」などと呼ばれて、土産物やさんなどでも市販されています。
沖縄そばのお店のテーブルにあるスパイスとして、おなじみかもしれませんね。
沖縄産のスパイス、ヒバーチ(ヒハツモドキ)
シナモンのような香りのする、爽やかなスパイスですが、
これは実は、なかなかすごい効果の期待できる頼もしい存在なのです。
アーユルヴェーダの得意とする部門である「強壮法」
「長コショウ(ピッパリ)」に期待できること、
それはアンチエイジング、若返り効果なのです。
沖縄産とインド産のものとは、厳密には少々違うようですが、
アーユルヴェーダでは、手に入るもので取り続けることも大事とされています。
手に入るものをうまく生かすと、アーユルヴェーダを手軽に生活に取り入れていくことができますよ。
この先ワークショップで、アーユルヴェーダの「消化剤つくり」などもやってみたいなぁと考えています。
消化力を整えて、梅雨時の不規則な時期も、元気に乗り切りたいですね!
*なお、トリカトゥは、その「辛味」「温性」から、とりすぎるとピッタ(火)をあげすぎてしまいます。
暑い時期/暑い場所においては、活用に注意しましょう。
カラダもココロもすこやかに生きる知恵!いっしょにアーユルヴェーダをたのしみましょう!
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梅雨時と夏のすごし方の違い、大事なポイントを押さえて、ことしは夏バテ&夏疲れなしで
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