キチャリ(インド米とムングダルのおかゆ)
インフルエンザで寝込んでいた数日間、食事は積極的な意味で、むしろ控えていました。
アーユルヴェーダでは、風邪の時は「食べて栄養つけよう」よりも「とにかく寝よう」
を重視します。
「消化力」が下がって体力の落ちている時、わざわざ消化力に見合わないものを食べることは
体に負担を増やすこと。
回復にむけて逆効果になりかねません。
まず寝る。良質な睡眠が最優先です。
そしてそれから、消化にいいものをすこしづつとる。
「風邪=即栄養つけなきゃ!」は、はい残念ですが、アーユルヴェーダではバツ(笑)
それが本当に必要なものなのかどうか?
だいじなのは頭で考えるのではなくて、じぶんの体の声をよく聞くことなんですね。
今回のインフル感染は、年末年始の急激な過食で、わたしの消化力が急降下したところでやってきました。
あきらかに、未消化物を作っていました。
そう、感染の原因は、じぶんで作っていたワケです。
で、感染中は解熱剤も取らず、とにかく寝て過ごしました。
すこし落ち着いたころ、食べていたものがこれ。
インド米バスマティとムングダル(ひきわり皮なしの緑豆)のおかゆ、キチャリです。
長粒種の米バスマティは、ちょっとの量でふわっと膨らむ粘り気の少ないお米。
普通に炊いても消化に軽いものですが、この日はおかゆにします。
また、アーユルヴェーダで最も有益な豆と言われるムングダル。
ひきわりで皮なしなので、こちらも消化に軽いもの。
お米と豆をさっと洗って、まずはお米を水から煮ていきます。
その間にすこし水につけておいたムングダルを
途中で加える。
最後に岩塩を少し。
ターメリックやギーなどを加えて仕上げると、よりそれらしくなるのですが、
この日は美味しい梅干しで食べたくて、シンプルなおかゆに。
青菜のふりかけも添えて、ああ〜日本人です。
日本のおかゆも消化にいいですが、インド米はお米に粘り気がない分、さらに消化に軽い。
梅干しとも十分いけますよ。
たまには、こんなおかゆもおすすめです。
アーユルヴェーダでは「じぶんの消化力を見ること、考えること」は、
いついかなる時も大事なキーになります。
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