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年の瀬のチャイ練〜オストワルトの色彩調和論

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年の瀬のチャイ練。

そうだそうだと思い立って、先日、沖縄壺屋のお店でかったやちむん(焼き物)の器を出してみる。

お店の中、隅っこの一番低い棚に眠っていたお揃いの器ふたつ。
・・・一目惚れでした。
あまりにときめいて、もうほかの器が目に入らなくなった。
お店の人に「どこの窯元さんですか?」と尋ねる。
沖縄本島北部、やんばる。
古我知焼。その技術の難しさゆえに1800年代初め(!)に途絶えたという系譜を、
あるご家族が1974年に復活させた、そんな窯元さんなのだと。

呼ばれました。
我が家にお連れしてもいいですか?そんな気持ちで、ふたつとも購入。
大事に抱いて帰りました。

たしかに南の、うちなーの土の気配のあるやちむん。
けれどたくましさ、素朴さに合わせて、密かに匂いたつ洗練。
このバランスは、まさに私の惹かれるうつくしさ、その有り様そのもの。

しずしずと、くれはるチャイを注いでみる。

いやーお目がたかいわ。くれはるさん。

自画自賛。そんな独り言をつぶやいてみます(笑)。

チャイが注がれて最後に完成した、みごとなグラデーション。
器の外側の肌、器の内側のいろ、縁に向かって立ち上がるフォルム。香ばしささえ感じる風合い。
はっとしました。
チャイのために生まれたようなやちむん。
完全なる色彩調和でした。

「調和は秩序に等しい」

かつてドイツの化学者/色彩学者のオストワルトは、みずからの「色彩調和論」の中で
そう語りましたけれど、
これならオストワルト先生もきっと納得してくれるはず。

来年のワークショップでは、くれはるチャイとともに
ぜひご参加のみなさんにもお披露目したいと思います。
チャイ練、つづけます。。

ところで、
わたしはどちらかというと、男性の作り手さんの作り出す美に惹かれることが多いのですが、
この器もそんな感じがします。
男のひとの手がつくった用の美。
ちらりと見え隠れする可愛らしさも、男のひとの感じがして。

ほんとうはどうなんだろう。
うつわのものがたりを思ってみる。
いつか窯元さんを訪ねたいものです。


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by kureharu | 2014-12-27 10:02 | アーユルヴェーダの食&カレー

もっとすこやかに、さらにごきげんに!


by くれはる
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