かんたんクミン茶〜台風のときのすごしかた〜
2014年 10月 06日
大きな台風が立て続けに来ていますね。
みなさんのお住まいの地方は大丈夫でしょうか?
こんにちわ。くれはるです。
アーユルヴェーダでは、台風のときに、気をつけたいことがいくつかあります。
今日はそれをご紹介します。
「季節のすごしかた」という項目があるアーユルヴェーダ。
健康のため、季節ごとに心がけるとよいこと、注意すべきことがあげられています。
インドに生まれたアーユルヴェーダですので、季節のあり方は日本の四季とは異なります。
その一方で、私たちの暮らしに共通する部分、参考になる部分がいくつもあるのです。
「雨期のすごしかた」の項目は、
日本の梅雨時/台風シーズンに、まさに参考になると言えます。
ちょっとおさらい。
夏は自然の中や、人間の体に「ピッタ(火/水のエネルギー)」が増えてゆく季節。
そのため、夏の終わりには…
(1)夏の間、自然の中に増えたピッタが、ヒトのカラダにたまっている。
(2)消化力/体力は一年で一番下がっている。
人の体はこんな状態になっていました。
*ピッタが増えるとおこること
やっと来た過ごしやすい季節、食べ物も美味しい、と楽しみはたくさんですが、
その一方で、体調を崩すことが多かったのはこんな理由。
まさに「季節の変わり目」だったのですね。
そこへ持ってきて、台風がやってきます。
なにに注意をして過ごすのがよいのでしょうか?
「雨期のすごしかた」をみてみましょう。
雨期(梅雨時・台風シーズン)に増えるのは「ヴァータ(空/風のエネルギー)」です。
細かくいうと、夏の「軽性」「乾性」から、実は「蓄積」していたヴァータが、
台風の雨の冷たさによって「悪化」してしまうのです。
夏に増えたピッタに翻弄される時期に、台風によってさらにヴァータの影響を受けてしまう。
それを乗り越えるためには、いくつか注意が必要になります。
ヴァータが増えると、カラダにおこること
*冷え
*痛み(腰痛、膝痛など)
*おなかの張り、ガス
*便秘
*体力減退/疲労感
*不眠
*落ち着きのなさ、不安感
こんな症状が出たら、ヴァータ悪化かもしれません。
行動面では、なんとなくそわそわ、ココロに落ち着きがなくなって
ついつい早口になってしまう…などね(誰だ?)
そうならないために、台風の時に、特にいくつかを心がけたいものです。
■気をつけたいこと
- ヴァータを増加させない。マイナス要因を止める。
- たまったヴァータを鎮静させる。
[台風時、控えたいこと]
*冷たい雨/風に当たること
冷えも湿気も、ともにヴァータを悪化させてしまいます。
台風時、外に長時間出るなどは避けたいもの。
[ヴァータ対策〜摂るといいもの]
*消化のよい温かい食べ物(野菜も煮たものを)
*酸味と塩味のあるもの、適度な油分の食事(酸味と塩味がガス抜きに)
*コショウ、ショウガ(消化力アップ)
*ニンニク、タマネギ(ヴァータ抑制)
*温かいお湯につかる(入浴で温める)
*白湯(毎日の基本♡)
■カンタンにできるヴァータ対策(クミン茶をつくる)
ヴァータを鎮める効果のあるスパイスのひとつが「クミン」。
カレーづくりでもよく登場するベーシックなスパイスで、比較的どこでも手に入りやすいものです。
一般的なスーパーマーケットのスパイス売り場に、かなりの確率で普通に並んでいる。
(ギャバンとか、ハウスとかがおなじみかも)
この「クミン」のホール状のもの(パウダーでなく、シード状のものね)をカップに入れて
お湯を注ぐだけ。
ヴァータを鎮める「クミン茶」の出来上がりです。
クミンもお湯も、お好みの量で。お好きな濃さにて。
ビンから出してそのままお湯を注ぐもよし。あらかじめクミンを軽くから煎りすると、
より香ばしい味と香りが楽しめます。
わたしは、普段は煎らずにそのままで軽く出して、何杯か飲んでいます。
味は、麦茶とか韓国のトウモロコシ茶とか、そんな感じでしょうか。
見た目もかなりすっきりした水色に出ます。
クミン、買ってもこれまで使い切れなかったみなさん。
お茶にするとムダになりませんよー。
もし買い置きしてたものを使うなら、きっと一度、軽く煎るといいですね!
よろしければ是非、お試しくださいね。
TV台風中継で、雨風に打たれるハードな現場取材をしてるアナウンサーの皆さん、
いくらお仕事とは言え、ホントに気の毒だと思うこのごろ。
(ヴァータ持ちの私にはデキナイ…)
自分の体質とそのリスクに気づいて、対策をされてるといいのだけど。
では、みなさま、安全におすごし下さい。
そしてヴァータを鎮めて、台風一過の晴れた秋空を楽しめますように!
自分のカラダにフォーカスしよう。
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