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[アンケートレポート]アーユルヴェーダを知っていますか?

2014年の日本で、「アーユルヴェーダ」はいったいどれくらい、一般の人に認知されているのでしょうか?
そんな素朴な疑問をもとに、このたび調査協力を得て「アーユルヴェーダの認知」に関するアンケート調査を実施しました。

その結果を「アンケートレポート」としてまとめ、お伝えしたいと思います。

(調査協力:かさこさんかさこ塾 塾生のみなさん)



質問−1 これまでに「アーユルヴェーダ」という言葉をきいたことがありますか?
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質問−2 「アーユルヴェーダ」と言う言葉から受けるイメージ(複数選択可)
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その他自由記入(内容):ドーシャ、ピッタ、カパ、未病



質問−3 ココロとカラダについて、日頃気になっていること(複数選択可)
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その他自由記入(内容):月経痛、冷え、集中力の低下、睡眠リズムの乱れ




質問−4 「アーユルヴェーダ」について(関心の程度)
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調査データから

質問−1
(かさこ塾参加以前に)アーユルヴェーダへの認知があったかどうか?
「聞いたことがあった/知っていた」は、男性は56%、女性はなんと100%。
認知に関しては、女性側が強い。

質問−2
「アーユルヴェーダ」と聞いて想像するイメージ(複数選択可)
選択された「キーワード数」は、男性平均4.7個、女性7.9個。
男性は「健康法」「民間療法」「リラックス」や「エステ」など、広義なキーワードをイメージする傾向がある。
一方女性は、広義なキーワードに加え「マッサージ」や「オイル」「ベジタリアン」など、より「具体的な要素」までをあげている。
男女総合的には「健康法」「インド」「瞑想」「リラックス」が高ポイント。
「瞑想」をイメージする人が多く、この点は調査側の予想を超えていて面白い。

質問−3
ふだんのお悩み(複数選択可)。
男女とも「肩こり」がダントツ1位。その他「目の疲れ」「頭痛」「胃もたれ」「便秘」など。
選択された「キーワード数」は、男性3.8個、女性4.2個。
未病などお悩みがより多岐にわたり、より具体的であるのが女性側。
男性側は「白髪、薄毛」「下痢」問題が高ポイント。

*ここは「健康か不健康か」ということよりも、日頃、自分の身体の状態をどれくらい見つめ、チェックしてるか?と見てもよい部分かもしれません。
「自分の今の状態に、自分が気づいているか?」
もちろん、カラダやココロになんの悩みもない(=チェックすべき現実がない)のが、一番素晴らしいことに違いありませんが。

質問−4
アーユルヴェーダに対する関心の程度。「とても興味がある/どちらかというと興味がある」を合わせて、男性78%、女性は100%。
「質問−1」の認知結果(男性は56%、女性が100%)と照らし合わせてみると、「関心を持つには、まず認知から」と言うことが見えてきます。

マーケティングの基本であるAIDMA理論(以下参考)でいうならば、
現状、アーユルヴェーダに対して、一般に男性は「認知段階」、女性は「感情/欲求段階」と言えそうです。
もちろん、ここは性差によるものばかりではなく、個人差や経験値も大きい部分です。


参考)AIDMA(アイドマ)理論

ローランド・ホール(米)が提唱した「消費行動」の仮説。
消費者行動がたどる心理プロセスをしめしたもの。

Attention(注意)→ Interest(関心)→ Desire(欲求)→ Memory(記憶)→ Action(行動)

Attention(注意)は「認知段階」
テレビやインターネットなど、認知のきっかけに触れるプロセス。

Interest(関心)、Desire(欲求)、 Memory(記憶)は「感情段階」
「良さそう/それほどでもない」「(機会があれば)やってみたい」「(再び見かけて)あ、これはこないだテレビで見たあれだ!」「やっぱり良さそう!」

Action(行動)は「行動段階」
「やってみよう!」


まとめ(調査を終えて)


アーユルヴェーダに関する「一般的な視線」「一般の感度」というものが見えてきました。
どんなジャンルにも通じると思いますが、同じ対象物を見ても、そのジャンルの「内側で見る風景」と、「外から見る風景」は、相当違っていたりはしないでしょうか?
今回の調査で「外から見る風景(視点)」を認識することができたのは、私にとってはとても貴重な機会でした。

「働く人の、普段の暮らしの中にアーユルヴェーダのアイディアを!」

これは、このブログでも最も大切にしたい、くれはる最大のコンセプトでもあります。
それゆえ「外から見る視点」「普通の人の感覚」を常に忘れたくない。
ずっと意識していきたいと考えています。

アーユルヴェーダのアイディア、生活に取り入れ、自ら実践することで、
自分のココロとカラダが、自分でコントロールできるようになること。
もっと大切に、うまく活かすことができるようになること。
一歩一歩の積み重ねが持つその素晴らしさを。

現段階で必要なのは、まず「認知段階」の掘り起こしですね。
男性の方々の「アーユルヴェーダ認知」のポイントアップに向けても、
今後注目していきたいと思います。

* 調査は、かさこ塾1〜3期の皆様にご協力を頂きました。
かさこさん、ご協力くださった塾生の皆様、ありがとうございました!

感謝とともに、パワー湧きます。

満員電車に揺られる人にこそ、「普段着のアーユルヴェーダ」を!


[調査データ]

調査:2014年8月
サンプル数:
男性9名(30代前半〜50代前半)
女性12名(20代後半〜40代後半)
計21名
(調査協力:かさこさんかさこ塾 塾生のみなさん)

■よろしければ、こちらもどうぞ♡

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by kureharu | 2014-09-11 17:44 | アーユルヴェーダ

もっとすこやかに、さらにごきげんに!


by くれはる
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