もし仮にあったとしても、ものすごく特別な場所で育てられていて、普通の人が簡単には見られないもの、と思われるでしょうか?
実は、決してそんなことはないのです。
思いもかけない場所で、その姿を見せてくれることもあります。
と言うわけで、、、、、じゃん!
突然始まる新企画/アーユルヴェーダ観察日記@不定期更新
【日本で見られるアーユルヴェーダ植物(1)】
栄えある、その一回目は「ニルグンディ」。
「ニルグンディ」はサンスクリット名ですが、和名は「タイワンニンジンボク(台湾人参木)」
葉っぱの形が、朝鮮人参に似ているからこの名があるとか。
7月のこの季節、ここ東京で誰でも、その満開の花を見られる場所ががあります。
場所は江東区にある「都立清澄庭園」。
一昨年の3月、ここを訪れて、タイワンニンジンボクの立派な樹影を見かけてから、
夏になったら満開に花をつけると言う、その姿を見に来ようと楽しみにしていました。
(当時見たのは、葉を落とした、枯れ木状態でした)
ニルグンディの葉。5枚で一組なんですね。。
7月。枝の位置が高くてちょっと苦労したけど、そっと手元に引き寄せて、花と葉っぱの香りを嗅いでみます。
紫色の可憐な本当に小さな花。形は萩の花にちょっと似ています。
(大きさはもっと小ぶり)
木のそばに添えられた看板にも「薬用」の文字が。
ニルグンディ(全体像)。真夏の午後2時。暑すぎて光が靄ってます。。。
満開の花に、ミツバチや蝶がたくさん。
【観察DATA】
*観察日:2018年7月15日(晴) 14時頃
*観察場所:都立清澄庭園/自由広場内
*植物の名前:ニルグンディ(和名:タイワンニンジンボク)
アフリカ原産、シソ科
*見て嗅いでみたら?:
花は薄紫でごく小さい。
花も枝葉も、香りはごく控えめ。揮発性の清涼感のある香り
*アーユルヴェーダでの使われ方:
使用部分は、葉、根、種子
薬草オイルとして、痛みやむくみ、ヴァータ性症状のケアに。
ハーブボウルによる発汗や、虫除け。
*ニルグンディが見られる位置はここ
(清澄庭園正門から入って奥、自由広場の中、「古池の句」の碑を目指すとわかりやすいです)
都営大江戸線・東京メトロ半蔵門線「清澄白河」(E14・Z11)駅下車 徒歩3分
(庭園に入るには入場料がかかります。一般150円、65歳以上70円)
元禄の豪商、紀伊国屋文左衛門の屋敷あとを、1878年(明治11年)に三井財閥の創業者岩崎弥太郎が買い取り、現在のような回遊式築山林泉庭園に仕立てた。
現在の庭園としての歴史は約140年ほど。比較的新しいもの。
気温34度快晴の猛暑日。三連休の中日の真昼間。
庭園内には、アジア系観光客がごくまばらにいるだけ。
やっと見つけたカメラおじさんにお願いし、ニルグンディをバックにシャッターを押してもらいましたが、、、、、。
これ、おじさんの指が思いっきり写り込んでます。
暑くて日差しも眩しくて、おじさんも私も脳内沸騰。
これが猛暑日の観察・・
しよがないです。。。笑
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