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京都。売茶翁と「旅するくれはるチャイ」〜Fさんのメールより

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嬉しいメールをいただきました。

先日のアーユルヴェーダフェスティバル、出展した「旅するくれはるチャイ」。
そのブースに来てくださったFさんです。

こんなメールでした。

********

煎茶の歴史に、長四角の箱に茶道具を入れ持ち運び、
京都洛中洛外に出掛けて茶店を開き茶三昧の生活をし、
多くの文人と交流して煎茶を広めた「売茶翁」の話がありました。
1700年頃のようです。

くれはるさんの旅するチャイもなんか似てますね。
一杯のお茶で楽しいひとときをおしゃべりして過ごす‼️
発想がとてもいいですね。

(Fさんより)

********

高遊外売茶翁(こうゆうがいばいさおう)は、煎茶の祖と呼ばれる歴史上の人物。
黄檗宗の禅僧でもありました。
禅を説きながら、京の町で煎茶を広めた人なのですね。
いろんな場所、いろんな季節に現れて
相手の身分を問わず、茶代をもらったりもらわなかったりしながら
お茶を振る舞い、人々と語りあった。

うわー、くれはるチャイと売茶翁かぁ。。。

立派な先達を思い出していただいて、
申し訳ないやら、恥ずかしいやら。

でもなんだか、、、、「旅するくれはるチャイ」を通して
私のやりたいことの本質をFさんに汲み取っていただけた気がする。

とても嬉しいメッセージでした。

売茶翁ってね。こういう人なんですけれど。
(ごっついおじいちゃんでしょ?)

実は私の中では、売茶翁にはずっと前からどこか親しみがありました。

それは、私の大好きな伊藤若冲が「売茶翁」の画を描いているから。
私は若冲の画を通じて売茶翁の存在を知りました。
なんだか風流で面白いおじいちゃんだなぁ、、、と思っていた。

人物画をほとんど描かなかったと言われる若冲が、売茶翁を描いている。
「売茶翁」を真似、晩年は「米斗翁(べいとおう)」を名乗った若冲。
(米一斗で画を描くという、枯れた暮らしを選んでいたのです)

売茶翁は若冲に影響を与え、若冲憧れの人でもありました。


京都、売茶翁、若冲、そして旅するくれはるチャイ・・・

??
これ並べると、やっぱりどうにも粒感おかしい。

でも。

歴史の重みは全く違うけれど。
Fさんの言葉で、
憧れの先達たちと、かすかにつながりができたようで、
私は今、ひっそりと嬉しい。

こうして言葉にしてもらえたことで
気づかなかかったことを形にして、受け取ることができています。

素敵なメールをありがとうございました。Fさん。


京都。売茶翁と「旅するくれはるチャイ」〜Fさんのメールより_b0336361_23062262.jpg
いつかどこかで。
チャイをいっぱい、ご一緒しませんか?









by kureharu | 2017-09-15 21:36 | アーユルヴェーダ全般

もっとすこやかに、さらにごきげんに!


by くれはる
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