梅雨時のこのシーズン、まさに青山椒(実山椒)のシーズンです。
先日訪れた河口湖。立ち寄った道の駅で見かけて、初物の青山椒を買ってみました。
山椒は日本最古のスパイス。
縄文時代の土器の中からも、なんとその実が発見されています。
七味唐辛子 or 山椒、どちらがお好きですか?
関東の飲食店、卓上に粉山椒が置かれている率は本当に少ない気がします。
代わりに七味唐辛子がほぼ10割と言う感じ?
関西だと当たり前のように置かれているのは粉山椒。
東京で出会えるのは、うなぎやさんか焼鳥屋さんくらいでしょうか。
関西出身の私には、これはちょっと寂しいこと。
山椒は幼いころから馴染んだ味です。
たけのこ料理には木の芽。
季節になると毎年、実家の母が作る「ちりめん山椒」。
関西ならうどんに粉山椒はもう絶対外せないもの。
七味唐辛子? or 山椒?
ここは未だ東西格差を感じるシーン。
もう何にでもかけたい。。。それくらい「山椒ラブ」です。
梅雨時のいっとき、店頭に出回る青山椒(実山椒)はちりめん山椒や佃煮に。
粉山椒にするのは青山椒ではなく、秋に赤く完熟した実を粉に挽いたものを使います。
山椒の効果
健胃作用があり、脂分の多いうなぎと組み合わせると胃もたれの予防にもなる。
2008年カルフォルニア大学の研究発表によると、山椒の辛味は舌の触覚神経を興奮させ、味覚を鋭敏にする作用があるそうです。
実山椒を食べた時に舌がビリビリするのは、麻痺しているのではなく鋭敏になっていたのかー。
食べ物の味わいをより繊細に感じるようになることから、減塩の助けにもなるようです。
コショウ、ターメリック、クミン、クローブ、カルダモンなどのスパイスは、日本の国民食となったカレー効果もあり、何かと脚光を浴びることも多いもの。
そしてこれらはほぼ、海外産です。
一方で、山椒のような日本産スパイスもとても味わい深い存在です。
アーユルヴェーダ的にみても、日本産のスパイス・山椒が日本人に合うことは想像に容易いです。
消化の助けとして、季節のものとしても、うまく生かしたいもの。
今日は青山椒の実を使って、チャイを作ってみました。
ベースはクミン茶を使って、ミルクでシンプルにさっぱりと。
青山椒効果でミルクのコク、甘みが一層際立つ味わいになりました。
*山椒は大量に取ると酩酊状態を起こす、と言った過去事例もあるようです。
何事も程よく活用で。
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