(2)白湯、常温の水を中心に水分はとる。
(3)白湯や水とともに、アーユルヴェーダの消化剤トリカトウやいつものハーブ(強壮剤)は様子を見ながら飲む。
ーーーーーーーー
【ながれ】
5/9(火)
数日前から咳が出て調子が悪かったが、午後発熱が始まり仕事を早退。
37.7度。19時すぎ、軽い食事を少量とった後、固形物を取らない断食開始を決定。
途中で調子が悪化したら中止する、それくらいのスタンスで開始しました。
5/10(水)
朝。熱は下がる。鼻水鼻づまりが相変わらずひどく、倦怠感は続く。
連休明けに加えて超繁忙期ゆえ、どうしても休めない状況なので、午前だけ半休をもらい、昼からは会社へ出社。
仕事をしながら終日、「基本メニュー」で対応。空腹が辛くて、、、ということは不思議なくらいないけれど、咳と鼻水は辛い。その割に頭の中はわりかしクリアでそこに驚く。
5/11(木)
鼻水、前日よりは少しおさまる。鼻をかみすぎて鼻腔内がだいぶ荒れているので、綿棒につけたごま油でケア。午前中いっぱい白湯だけで過ごす。
仕事は通常通り、職場でのランチから、少しづつ食を再開してみることにする。
ここで断食は終了し、回復食の段階へ。
【断食明け、何を食べる?】
断食明けの食事。
「消化に軽いものを外食で選ぶ」と言うことが、思いのほか難しい。
会社に近いお蕎麦やさんで温かいうどんでもと考えるが、この日はあいにく定休日。
カフェチェーン店でサンドイッチを買って食すと、その30分後しばらく咳が止まらなくなる。これは食べ物のせいではなく、「いまの自分の消化力には、その選択があまり適切でなかった」ということ。
そもそも健康な時の「軽い食」と、消化の弱っている病気の時や断食明けにとるべき「消化に軽い食」は別物なはず。
認識してはいたのに、深く考えなかった自分の間違い(知的過失)を自覚する。
午後は意識して、白湯をとることにする。
【断食明けのお助けメニュー】
夜帰宅し、作ったもの。
沖縄料理の「カーチュー湯」。カーチューとは鰹節のこと。
お椀に鰹節を入れ、お湯をさす。みそや醤油などをお好みで加えて調味したもの。
ネギやしょうがなど、お好みで加えてもいい、非常に簡単なメニューです。
みそは自分にはまだ重い感じがしたので入れずに、
鰹節に岩塩少々、ちょっとの醤油と梅干し(自家製/岩塩でつけたもの)を入れました。
いただきながら「これこれ、これだったよ〜、いま必要なものは!」と身をもって実感。
久しぶりに味のあるものをいただき、味覚がものすごくセンシティブになっていることがわかります。
えーえー濃い味、いらない。。。。
【アーユルヴェーダの古典書では?】
アーユルヴェーダの古典書には、病気の治療に「油などを加えない有益な肉のスープ」をという記載があります。
カーチュー湯も、いわば肉(動物性)のスープです。
日本人にとって食べ慣れた味の「カツオだし」。
落ちた消化力と病み上がりの体に、しみしみ、深く染み渡ります。
その後数日、カーチュー湯はおかゆとともに、私の基本メニューに加わりました。
【まとめ】
・風邪薬的なものは特に取らず、白湯とトリカトゥ。
・断食と睡眠を意識して実践。
・消化器官を休ませることで、確実に復活は進んだ感じ。頭がクリアだったのも印象深い副産物。
・一方、断食期間後、働きながら回復食の時期をうまく乗り切るためには、生活そのものの組み直しが必須とわかる。そこはもう少しちゃんと学び、実践を積んでいく必要がありそう。
しかし、「だし汁」のもたらすなんとも言えぬ安心感と安定感。
そして深い満足感。
自分が「だし」で育った日本人であることを再認識しました。
日本人に深く寄り添う、まさにこれぞ日本のアーユルヴェーダだなあと実感。
シンプルな「カーチュー湯」、忙しい時にもオススメです。
*初心者さんでも気軽に参加できるアーユルヴェーダワークショップ、カレーイベントなど
最新の開催スケジュールはこちらから
* ワークショップやイベントなど「アーユルヴェーダ案内人くれはるの最新情報」は、
SNSでも随時アップしています。
リアルタイム情報をご希望の方、アーユルヴェーダに関心のある方。
フォロー大歓迎です!
アーユルヴェーダ案内人くれはる