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シマの滋養強壮ごはん【最強編】ヤギ汁を食す:沖縄北中城村にて

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さてクイズです。

問1:アーユルヴェーダの食は、全て厳密な菜食(ベジタリアン)である。

マルか?バツか?

(答えは後半で)


⬛️ ヤギ汁は沖縄最強の「滋養強壮食」


11月下旬。2年ぶりに沖縄本島を訪れました。
12月間近というのに、日中は25度を超える夏日の本島です。

今回の旅の大きなテーマの一つ、それは長年の念願「ヤギ汁デビュー」でした。
沖縄ではヒージャーと呼ばれるヤギ。ヤギ汁は沖縄最強の「滋養強壮食」なのです。

沖縄と私の出会いはかれこれ30年前。仕事で訪れたことがきっかけでした。
そこからシマと、そしてシマの人々とご縁が始まり、知れば知るほど
私は沖縄とその島々に、ぐいぐい引き込まれていきました。

最初は本島から、その後は宮古/八重山地方まで。
今も、私の沖縄熱の火は消えることがありません。

旅の途中、いつか島のおじいから聞いたことがありました。
島では祭りや運動会など、地域で取り組む行事の後、「ぶがりなおし」(お疲れ様的な意味)として、
新鮮なヤギを使ったヤギ汁を作り、皆で食べるのだと。

運動会で一等賞取るともらえるのがヤギ、ということもあるとか。

とにかく、頑張った人にはヤギ。
お疲れ様にヤギ汁。
パワーのある滋養強壮ごはんのようです。


⬛️ 離島の一人旅で出会うおじいさん


ヤギ汁。いや違った、ヤギのこと。

炎天下の夏。離島の一人旅。
リュック背負って一人歩いていると、「あれ?今誰かに見られてる?」という気がする瞬間が
あります。
・・・・周りを見回すとヒトは誰一人いない。てっぺんには焼け付くような太陽。
この暑さのせいかと思っていると、あっちから私をじっと見ている存在に気づく。

そう、それが私の中の島のヤギ。

草むらや木陰に、とりあえず適当な感じでゆるく繋がれている場合もあるし、
完全フリーランス、野良の子もいる。
島のヤギはその白いひげと垂れ下がった目の感じから、いつ見ても物静かなおじいさん、
といった印象があります。
もぐもぐと草を食む姿を眺めていたら、予告なくポロポロン〜〜と同時に糞をしたりしてww
横にいる小さな白い子ヤギときたら、もう、、、別格の可愛らしさです。

で、ヤギ汁。

島好きとしては確かに一度は食べてみたいと思いつつ、脳裏に浮かぶのは炎天下の物静かなおじいさん。
合わせてなかなか強烈だと聞く、その独特の香りを思うと、内心少々ひるみつつ年月が過ぎました。

しかしいよいよ!ヤギ汁に出会う機会がやってきたのです!!



⬛️ いよいよ30年目のヤギ汁デビュー!

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さあ!これがこの日いただいたメニューです。

左:ヤギ汁、右:ヤギの刺身
手前:チーイリチー(新鮮なヤギの血を使った炒り煮)

大きなどんぶりに入ったヤギ汁は、匂い消しの役目を果たすとも言われるよもぎ(フーチバー)が
たっぷりのっている。
内地だと、せいぜい草餅かお灸にするくらいのよもぎですが、沖縄では野菜やハーブとして
食卓で大活躍です。消化も進みそう。

最初にスープをいただくと、骨つきの肉から出る、このダシと油の滋味深さよ!
「ザ・滋養強壮」という文字が浮かびます。(脳内太ゴシックこんな感じで)


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確かにヤギの香りはありますが、同時に新鮮であることもとてもよく分かる味です。

おろしショウガを乗せて食べる刺身は、特に初心者にも馴染みやすい味。
歯ごたえのある、あっさり味です。

最後の「チーイリチー」。
これはなんと新鮮な血を使った「炒り煮」だそう。おっかなびっくりいただきましたが、、、
これはなんと全く臭みもなく、とても美味しい!
例えると鳥レバーのペーストみたいな、とても優しい味わいです。
千切りのショウガも効いています。
全て素材が新しく、丁寧に下処理もされているからこその滋味深さという感じ。

いつもじっと見られてきたヤギですが、今日ばかりは私がじっと見つめます。


⬛️ ヤギ汁は人生における、究極のぶがりなおしだ!


アーユルヴェーダでは、ヤギ肉はとっても優れた滋養効果を持つ肉と考えられています。
どのドーシャも乱さない、体内を滞らせないというなんとも優秀な肉。
アンチエイジングの効果も相当期待できるもの。

とことん疲れた時に食べるにふさわしい、正に正統派の「ぶがりなおし(お疲れ様)」でしょう。

ああヤギ。
さすがヤギ。
真夏の炎天下を生き抜いた人生の達人、
おじいさんならではの説得力である。。。。

おじいさんは体を張って、私たちのアンチエイジングの役割も果たしてくれているのです。


*クイズの答え

問1:アーユルヴェーダの食は、全て厳密な菜食(ベジタリアン)である?

答え:アーユルヴェーダは、菜食以外も堂々「あり!」です。

よく、菜食オンリーと誤解されることの多いアーユルヴェーダですが、実は古典書の上では
「菜食を全員に強いる」ものではありません。
様々な種類の肉を使った、病気の治療法もあったりしますよ。
動物は育つ場所によって、消化の具合や効果効能も違うと伝えられるのが大変面白いところでもある。

沖縄のヤギ料理。
新鮮なヤギを丸ごと、丁寧に下処理を施して、その血だって決して無駄にしない。
消化を進めるように、よもぎやショウガを添えること。
暑さの厳しい島の暮らしの滋養強壮食として、とても理にかなっています。

食べながら、命をいただく、命を預かる、という言葉が実にすんなりと腑に落ちる。
とても豊かな食文化体験でした。



今回お店にご案内くださったのは、地元在住アーユルヴェーダ仲間の知念伽央梨さん!
伽央梨さんが長年通われているという、オススメのお店はここ!

伽央梨さん、美味しいヤギごはんをありがとうございました!

ヤギ料理 南山
沖縄県中頭郡北中城村島袋1391-2

恩納村にある伽央梨さんのサロンでは、その上質さが評判のアーユルヴェーダ施術が受けられますよ!
沖縄サイコー!






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by kureharu | 2016-12-01 21:57 | たびのおと | Comments(0)

もっとすこやかに、さらにごきげんに!


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