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私たちは自分の力量以上に、物事の価値を受け止められない


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有名化粧品メーカーのCMがある騒動で打ち切りになったそうです。

論争の元となったのは「25歳からは女の子じゃない」というコピーだそう。
セクハラだとか、女性の年齢差別をあおるものとネット上で叩かれた模様。

テレビを見ない私はネットのニュースで知り、CM(動画)を見ました。
そこにあったのはかつて「トレンディドラマ」で見たような、ありきたりな女どうしの会話でした。

へぇー、これをそこまで叩いたのですか。
そして叩かれて中止してしまったのですか、、という感じを受けました。

化粧品という感性型の消費財を売る企業CMですから、多数の批判を浴びた時点で
共感を得ること、本来の目的の達成は難しいと判断したのかもしれません。

その辺はわかりません。
そしてCMがセクハラであるかどうかは、ここでは丸ごとさておきます。


私たちは、考えるチャンスを自らの手で失っていないか?


私たちが日々出会う様々なものごとには、自分にとって「いいと感じるもの」と「そうでもないもの」がある。
共感できるもの、共感できないもの。
納得できるもの、納得できないもの。
心地よいもの、心地よくないもの。

ありますよね。

周りでどんなにたくさんの人がいいと言っても、自分にはいいと思えないものもある。
(私はありますよ)

そういう時、私はその差異ってなんだろう?と考えます。

見てる視点、角度が違う?
感性が違う?
価値観が違う?

どれもありです。

ただ「いい」と感じるものから学ぶことはもちろん、
「いいと思えないもの」からだって、実は学べることはたくさんある。

それは「いいと思えないもの」を、無理やり「いい」と思い込むことでは決してありません。

いいと思えなかったり、「消化しにくい違和感」が自分の中に生まれるとしたら、
それはなぜなのか?
自分ならそこんとこどう考えるのか?を思考する、大いなるチャンスでもあるってことです。

いずれの場合も、基本は受け取る側が自分のアンテナをせっせと磨いて、
その時々で取捨選択をすればいいこと。

今回のように、物事をたった一つの物差し(価値観)で決めてしまう。
決めるだけでなく、公的に叩き潰してしまう。

これって、思考のチャンスを奪っていないのかしら・・・。

嫌なものは嫌と言うこと。
つまらないものはつまらないと言えばいい。
個の尺度をちゃんと育ててね。
ただ、そう言えばいいのです。

自分で選べる力をつければいいのです。


誰も言わないけれど、多分とても大事なこと

一方でね、これはあんまり誰も言わないなぁと思うけれど、
「ものごとの面白さ、その本質を味わう」には、受けとる側の「能力」だって必要です。
「読み解く力」が前提にあって初めて理解できる、感じ取れる世界は実は無限にあるもの。

目が開かれないと、見えない景色はやっぱりあります。
見えない景色を見るために、学びや修練があるのだと思う。

これまで一度も本を読んだことのない人が哲学書を読む。
全く理解できないとする。読み通すことができない。
つまらないなぁと思う。こんなのくだらないよという。
それは、自分に入ってくるものが見出せないから。

で、そして「この本はくだらない〜、ゴミだ」とあちこちで発信する(これ現代的日常ww)

いや、つまらないならつまらないと言っていい。
ただし、忘れちゃいけないのは、
「私たちは自分の力量以上に、物事の価値を受け止められない」という事実です。

このことにいい悪いはありません。
これは「ただの事実」です。

「私たちは自分の力量以上に、物事の価値を受け止められない」

まず、その事実を見る。

自分に受け止める力が足りていないのではないか?
一度振り返ってみることは大事。

そこから一歩踏み込んで、少しづつ新たな理解の手がかりを手にしたり
知らなかった面白さを味わえるようになるには
自分の力量(読み解く力)を磨くこと、
それなりの学びと努力は不可欠です。

もし「たくさんの水」を手に入れたかったら、「バケツの大きさ」を上げていくやり方を。
「きれいな水」を手に入れたかったら、まず「きれいな水」を知り、
見分ける目を育て、そしてそれを手に入れる方法を学ぶ。

物差しを他人任せにしない。
小さなことからでもいい。
もう一歩踏み込んで自力で考える。自らを省みる。

情報の海に流されがちな日々。
そうしないと、とても大切なものを見失ってしまう。

知識や教養は、よりよく生きるために活かすもの。
それが、成長しながら生きるということなのではないのかな。
アーユルヴェーダの古典書が語る「有益な人生」も、きっとそこへ通じている。

さてあなたは、今、どんな水が欲しいですか?




by kureharu | 2016-10-30 17:14 | 進め方、考え方 | Comments(0)

もっとすこやかに、さらにごきげんに!


by くれはる
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