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「足りないもの」はなんですか?

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昨日、ふと思い立ってこんな記事を書いたら、思いがけずたくさんの方に読んでいただいたようで、普段静かなこのブログも少々賑やかです。
(シェアいただいた皆様、この度はありがとうございます)

「やりたいこと」ってなんですか?

シェアされた先々で、もうびっくりするくらい勇ましいコメントが、あちこちについているのを静かに眺めていました。

「私も行動しなくちゃ」「もっと動こう!」「やるしかない!」「自戒を込めて」・・・!

各所で引用されている私の記事、ピックアップされた部分は実にみなさんそれぞれでした。
ええ?なぜここを?と思ったりもしましたが、まあそれはその人があらかじめ持ってる「ある部分」を、私の文章がコツンと刺激したのでしょう。

手を離れ、アウトプットしたものが及ぼす作用は、もはや、受け取る方の自由ですから、そこはもう書いた本人にはわかりません。

ただ眺めるのみ。

で今日はその続編。

言いたかったのは、、、、実はそっちじゃない。

「ただ行動せよ」
多くの皆さんが、そう解釈されたかもしれませんが、私自身は「ただ動け」という意図で書いた記事ではありませんでしたww

むしろ、ただ動くだけじゃダメ。
それだけじゃダメなんですね。

というお話をします。

その前提は、私がベースにしている「アーユルヴェーダ」という学問。
その学問は「すべての生命の幸福を願う学問である」ってことです。
自分も他者も、動物も植物も。あらゆる生命のね。

**

このブログに今回初めて訪れてくれた方も、たくさんいると思います。
ブログのタイトルである、私の肩書き「アーユルヴェーダ案内人」とはなんぞや?そう思われた人もいるかもしれない。

だから最初に、ちょっと基本的なことを書いておこうと思います。

私くれはるは「アーユルヴェーダ」を学びながら、ブログやワークショップを通じ、主に「日本で働く皆さん」に向けてそれをお伝えしています。

「5000年の歴史を持つインドの伝承医学」というのが、概ね標準的な「アーユルヴェーダ」の説明ですが、まだ日本で十分知られているとは言えない。

アーユルヴェーダ?おでこにオイルをタラタラ〜のアレよね?というのが、まあ一般的な日本での認知のレベルかもしれないです。
でも実はそれだけで終わらないのが、アーユルヴェーダという学問なのです。

そこには今に引き継がれる膨大な古典書がありまして、その中には「人がよりよく生きるための知恵・叡智」が、全力で詰まっています。ココロとカラダと両方健やかに整える、両方をくまなく面倒みちゃってくれる、フトコロ深い学問です。

何かと「やりたいこと」や「あるがまま」に振り回され、生き方にお悩みの現代ニホンのみなさんに、このあたりはもっともっと知られて良いと思うところ。
(案内人として、ご紹介キャンペーンを強化したいところでもある)

5000年経っても色褪せるどころか、むしろバリバリの現役の学問です。欧米諸国でのアーユルヴェーダの認知は、日本よりもはるかに高い。
WHOも統合医療の一つとしてアーユルヴェーダの価値を認めています。

遠い国の、古臭いもの、時代遅れのものに見えますか?

どうかな・・・。
私は学べば学ぶほどそのフトコロの深さに驚くことが増え、むしろ現代医学がここ(アーユルヴェーダ)に追いつき切れていないものなのでは?と言いたくなることもあります。

ところでね。よりよく生きるための知恵を伝えるアーユルヴェーダがいうんですよ。

「よく吟味をしなさい。十分吟味をしたら、あとは思い切ってやりなさい」って。

そう、行動の前に、先によく吟味ありきなのです。
ここポイント。テストに出ます。

じゃあ吟味ってなによ?

  • 間違いがないかどうかを確かめること
  • 物事に対して判断するためによく調べて考えること


それが吟味です。

アーユルヴェーダの教えのもとでは、行動の前に「先に吟味ありき」。


もうちょっと、具体的な言葉にしてみましょうか。

「吟味」の中身として考えられること。

みなさんの大好きな「まず行動ありき!」の周辺にもたくさんそれはあると思います。


【吟味ってこんな感じ】


  • 観察(状態を読み取る。ささいな変化を感じ取れる。公平な心と眼差しが欠かせないもの)
  • 思考(目指すべき先を明確にする。より良い道筋を立てる)
  • 計画(先を見通す力。組み立てる能力。あらゆる仮説を立てリスクを減らす準備)
  • 実行(計画をよりよく実践できる力)
  • 検証(問題はどこか。原因は何か。解決のための手段は?高い観察力なくしては果たせない)
  • 調整(優先順位。選ぶもの。捨て去るもの。改善するもの。新たに取り入れるもの)
  • 再実行(より良い実現を目指して)

こんな感じでしょうかね。
これね。現代的にいうなればね。PDCAですよ。
アーユルヴェーダの言う「吟味と行動」とは、現代においてのPDCA。
より良い結果を得るための、行動のフレームワーク。

Plan(計画)
Do(実行)
Check(評価)
Act(改善)

「ただ(やみくもに)行動しさえすれば良いのだ!」
なんてことは、歴史あるアーユルヴェーダも(現代のPDCAも)言っていない。

そこんとこ、ちゃんと押さえておきたいのです。
基準は「すべての生命の幸福を願う」そんな行動になっているか、ね。

**

「吟味する」は、「ただ悩んでいる」「止まっている」のとは全く違います。
先の記事のように「やりたいことをやっていいのだ!」という言葉を、繰り返しただ発信する行いにも吟味があるとはいえない。(「やりたいこと」ってなんですか?

「吟味する」とは、知識をただの知識で終わらせない。
ちゃんと知恵にする「知的生産活動」と言える。

それはとても静か。だけどとてもアクティブ。

知識は正しく、しかるべき師からきちんと学ぶこと。
知識を吟味してさらには知恵に変えること。
そして「行動」なのです。

そして例えば「吟味のないやみくもな行動が多い」あるいは「吟味ばかりしていて行動ができない」
これらについても、アーユルヴェーダ的には具体的な対処方法があります。
5000年分もの「知の蓄積」。人間の持つ悩みのほとんどに「答え」を用意してくれている。

行動は確かに大事。しかし「何のために、どうあるべきか」「何をどう、どんな方法で行うべきか」を考えない、見直さない衝動や行動は、残念ながら大きな意味で「望ましい結果」を呼ばないし、むしろ遠ざけてしまうでしょう。一時的に自分の利益になったとしてもね。

別名「実践科学」とも呼ばれるアーユルヴェーダ。
それは、すべての生命の幸福を願う学問です。

その実践、行動は「すべて生命の幸福」につながるものであること。私はそのアーユルヴェーダの視点を軸に、このブログを書いています。


**

さてさて。それでは最後にそれではみなさんに質問です。
今そこに「足りないもの」ってなんですか?

よく吟味してねっ!(イェイ!)


週末の午後、くれはるとアーユルヴェーダをご一緒に!
初心者さん大歓迎。
その問題へカラダからアプローチ。
毎日自分でできるアーユルヴェーダを、親しみやすい理論と実践、セットでやってます。

by kureharu | 2016-09-07 20:33 | 進め方、考え方 | Comments(0)

もっとすこやかに、さらにごきげんに!


by くれはる
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