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【高知とれたて図鑑(3)】誰にだって果たすべきその役割がある。

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それは日曜市のあるお店の台上に、小さく置かれていました。

50円と言うお値段がつけられた袋。
袋の中身を見ると、籾がついたまま脱穀される前のお米のようです。
よく見ると、なんだか粒が小さい感じ?

「これはなんですか?」とお店の方に聞いてみる。
エプロンをかけた農家の奥さんが笑顔で教えてくれました。

精米機にかける際に、粒の大きさが足りなくて「白米」になりそびれたもの。
規格外の粒が、精米する機械では先に選り分けられるようです。

「規格に足りなくて、白米になれなかったお米」かぁ。。。

「買う人は、これをどう使うんですか?」

聞けば、鳥の餌にしたり、あとは炒って玄米茶の中身になるそうです。
玄米茶の中に入っている爆ぜたお米(ポン菓子みたいなの)。
あれになるみたい。

お茶の産地でもある高知県。
日曜市でもあちらこちらで自家栽培のお茶葉が売られています。

お茶と出会うと美味しい玄米茶になり、
鳥と出会うと、その命をつなぐ餌になる。

白米になれなかったチビ米。

「ダルマ」という言葉がふと浮かびます。

アーユルヴェーダが「人生の3目的」のひとつとして語るダルマ。
法とか義務とか、その命がよりよく生きて行く上で欠かせない
ひとりひとりが「果たすべき役割」のようなものでしょうか。

そう、どんな命にだって、それぞれにそれぞれの場所で果たすべき役割がある。

置かれたところで静かに役割を果たす命。
チビ米のダルマ。

生きること、そして活かされること。

「50円」とつけられた札も、なんだかとても清々しく、神々しく映ります。



by kureharu | 2016-07-02 07:51 | たびのおと | Comments(0)

もっとすこやかに、さらにごきげんに!


by くれはる
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