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マイラストソング

人生の最期に、たった1曲だけ、好きな歌を聴けるとしたら、あなたは何を選びますか?

「寺内貫太郎一家」「ムー一族」など人気のテレビドラマを作った、
作家演出家であった久世光彦が書き残した「マイラストソング」。
1992年、雑誌「諸君!」で開始され、2006年に亡くなるまで14年の長きにわたって
書き続けられたエッセイです。

そのテーマは、
「人生の最期に、たった1曲だけ、好きな歌を聴けるとしたら、あなたは何を選びますか?」

久世作品をベースに二人のアーティストが作るステージ。
タイトルはそのまま「マイラストソング」。

「マイラストソング2016」
歌・ピアノ/浜田真理子、朗読/小泉今日子

個人的に自分と同世代でもあり、そして私はこの二人の大ファンであります。
いつもその活動が気になる表現者のお二人が、
なんと二人一緒に立つステージ。
これはいかなくては!と駆けつけました。

東京での公演は2012年以来、3年ぶりだとか。
三越劇場です。


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浜田真理子の歌声は、イイ。
痛かったり、苦かったり、ヒリヒリしたり、の時間を何度も重ねた後に、
そこから一周も二周も三周も回った後に
やっぱり「美しい」にきっちりと戻ってくる。

あるいは雨や風、いろんなものが溶けこんだであろう水の、
かき混ぜられ、なんとも言えない色になった水の、
もう一度静まった後の姿。
再び静かに澄み渡った、その水面のようです。

キョンキョンの素敵なところ。
キャリアのある歌手であり、女優さんであることは誰もが知るところ。
なのに、自分のキャリアや知名度に安住することなく、
こうした小さなステージやお芝居にも果敢に取り組んでいるところ。
不惑を越えて、もはやメジャー、マイナー、そんな物差しなんか関係ないかのように、
自分の道をひたすら進んでいるかっこよさ。
同世代として、明るい勇気が出ます。
「え?あのキョンキョンが?」をこれからも何度も味わわせてくれそう。

浜田真理子 × 小泉今日子

ああ、実に良い塩梅。

マイラストソング。
懐かしい昭和歌謡をクラシックな劇場で楽しむ夜。

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日本橋三越は歴史ある店内も素敵だけれど、館内の三越劇場も実に素敵です。
優雅。

2020年に向け、近頃やたらスクラップ&ビルドだらけの「東京風景」だけれど
良きものは良きものとして、大事な価値を見失わないで残して欲しい。。。




by kureharu | 2016-05-20 08:03 | レビュー(観る・聴く・訪れる) | Comments(0)

もっとすこやかに、さらにごきげんに!


by くれはる
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