NEW POST

【被災地以外で生きる「私たち」へ】

b0336361_00173868.jpg


とてつもなく大きな災害が起こりました。

被災地から離れた場所に住んでおり、私自身は被災していませんが
もはや他人事ではありません。
知人友人に限らず、被災地の状態も気になります。

その一方で私は今、情報の取り入れ方を、意識してコントロールしています。
心身をニュートラルに保つことの重要性を感じているからです。

起きている事実から目を背けるのか?
ちゃんと見て聞いて知るべきである。
もしかするとそういうご意見もあるかもしれません。

私が取り入れ方を意識してコントロールしている理由、
それはアーユルヴェーダの教えに基づきます。


病の元となるもの

アーユルヴェーダの古典書によると、
「感覚器官とその対象の結合」が適切でないとそれは病の元になる
と言います。

「感覚器官」とは?
五感に伴う、「視覚」「聴覚」「嗅覚」「触覚」「味覚」です。
「その対象」とは?
「視覚」に対しては「見るもの」が対象。
「聴覚」は音。「嗅覚」は様々な香りや匂い。
「触覚」は肌に触れるものすべて。
「味覚」は味わうもの。

つまり「結合」とは「感覚器官と対象が結びつくこと」。
「視覚」なら「目で何かを見ること」を指します。

それらの結合関係が過剰であったり、不足したり、また誤りを起こすことが
病の原因になるとアーユルヴェーダは言うのです。

誤った結合とは?
望ましくない触れ方をすることです。
心に強い影響を及ぼすもの、衝撃的な内容の情報に長く大量に触れ続けること。

なにかを極端に長く見すぎたり、大きな音を長く大量に聞きすぎたり。。。
感覚器官から受ける刺激は、時に私たちの健康の要である「消化力」を大きく乱し、
不調へのトリガーを引いてしまいます。

病は肉体、精神、どちらにおいても起こります。
「感覚器官」の使い方を誤ると、そこで揺れ動く感情によって、ドーシャが乱れ、
それが病の原因となるのです。

スマホやタブレット、ネットに溢れる情報。SNSで拡散される様々な情報。
私たちの日常、自身でよっぽど意識しない限り、そのコントロールは難しいかもしれません。


5年前の災害時

5年前の災害時、これまで見たこともない景色を映し続けるテレビの画面に
私は数日釘付けになりました。
同じ映像をエンドレスで流し続けるニュース。
現地で、過呼吸気味に、そしてエキセントリックに声を荒げるレポータと言われる人たち。
感情的なコメント、執拗に誰かを追い回す映像。
そして、時に極端に情緒的な演出が付加され伝えられるエピソード。

「事実を知りたい」という思いのもとで、当時私は
絶え間なく発信される情報に深夜まで触れ続けました。
テレビ、映像、新聞、SNS・・・・
24時間ずっと、心の中が大きく揺さぶられ続けていた。

そんな生活がしばらく続くと、いつしか心と体が重くなり、
どこか「自分ができることの小ささ・欠落感」に苛まれている自分がいました。

寄付をしたり、物資を送ったりしながらも、
東京で暮らす自分の存在に、いつもいつも後ろめたさが伴いました。
全てを投げうちボランティアに励む人たちと、東京で働く自分のできることの差を
比べたりもしていました。

当時はまだアーユルヴェーダの学習を本格的に始める前でしたが、
今振り返ると、「視覚・聴覚とその対象の過度な結合」を起こしていたのだと思います。

やりすぎ、選び間違い、です。

そして明らかに「知的過失」を起こしていました。


知的過失とは?

選ぶべきでないものを選ぶこと。選ぶべきであるものを選ばないこと。
アーユルヴェーダでは、それらを「知的過失」と呼びます。
別名「知性のエラー」です。
言い換えると「良いと思って選んだ方法が、間違いであること」
その間違った選択の結果が、私たちに不調を引き起こす原因をもたらすのです。

【被災地以外で生きる「私たち」へ】
自分の心と身体が今、どんな状態にあるか今一度観察してみましょう。

*大量に押し寄せる情報に触れすぎて、気づくと心身が弱っていないか。
*「感覚器官の過度な結合」そして「誤った結合」を起こしていないか
*自分のとった行動、そして選択が「知的過失」を引き起こしていないか。

どうぞ時々振り返ってみてください。

そう、私たちは、自分が自分に与えるもの、自分が取る行動は
自分で選ぶ必要があるのです。
それらが自らの「病の元」につながっていないか、です。

では、どうして今「病」になってはいけないのでしょうか?

私たち個々が持っている知恵やチカラ、それらを最大限に生かすためには
被災当事者でない私たちが、“自らの行為で”病を呼び込むことは
世の中にとっても、大きな損失になるからです。


今だからこそ心がけたいこと


心がけたいこと。

  • 早寝早起きをしましょう
  • 規則正しい生活を心がけましょう
  • 夜更かしを控えましょう
  • 食べ過ぎを控えましょう
  • 温かく、良質の油分のある「消化に良いもの」を食べましょう
  • 白湯を飲みましょう
  • ごま油のセルフケアをしましょう
  • 適度な運動を心がけましょう
  • 「情報との接し方」を見直しましょう
  • 深い呼吸を意識しましょう

私たちの足元にある、日常をおろそかにしない。
まず、自分をニュートラルに保つことをしっかりとやる。

当たり前すぎることを、今一度、粛々と。
できることから少しづつ重ねていきたいものです。

必要な時と場で、それぞれの出番がやって来るでしょう。
その時が来たら、
素早く、的確に役割を果たせる私たちでいるために。


*辛い思いをされている現地に1日も早く、安全で穏やかな日常が戻ることを心から祈ります。



by kureharu | 2016-04-17 07:10 | アーユルヴェーダ全般 | Comments(0)

もっとすこやかに、さらにごきげんに!


by くれはる
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31