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さくらはさくら、ヒマワリはヒマワリ。アーユルヴェーダがイジメや争いを減らす、その理由

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きのうの記事、「おそれる必要なんて、ない」に続けて。

アーユルヴェーダを知る人がもっと増えれば、きっと反対に世のイジメや争いは減る!

のっけからなんですが、わたしはこの可能性を信じています。

その理由は、

さくらはさくらで、ヒマワリはヒマワリ。

だからなのです。

????
なんですって?

早速ですが、さくらの花が咲く、そのメカニズムをご存知でしょうか?

さくらの花が咲くメカニズムは、

(1)春の開花の後、夏から秋の気温の高い季節に花芽をつける
(2)冬になると休眠し、成長は止まる。
(3)真冬の寒さで目を覚ます
(4)春に向けて、気温が上がると一気に成長して花が咲く

このリズムの繰り返しです。
一定期間、低温にさらされた後に暖かくなる、その流れがないと
さくらの花は咲かないのだそうです。

これがさくら。

一方、夏の花、ヒマワリ。

・つぼみができはじめたころのヒマワリは、茎の先が太陽を追いかけて、朝は東、
夕方は西とよく動く。
・これはヒマワリの若い茎がよく育っている証拠。結果いつも太陽に向かっている姿に。
・太陽の当たる側より、その逆側の茎がよく伸びる(太陽に向かってお辞儀をする)
・太陽を追いかける植物はほかにもあるが、ヒマワリは花が大きく、ほかの植物よりも目立つため
その特徴が認知されている。

これがヒマワリ。(ほお〜ポイントは茎だったのか〜)

誰かが何かの都合で、春ではなく、夏にさくらを咲かせたいとする。
でもさくらにとって、夏は次の花芽をつくる季節。
夏に花は咲きません。
自然のメカニズムを無視して、なんで夏に咲かないの!?とさくらの樹を蹴飛ばすことに
いったいなんの意味があるでしょう。

一方、誰かがヒマワリを、太陽と逆方向に向かせようとする。
それは、すこやかに育った若い茎の成長を止めることとイコールです。

このふたつの行為に共通して言えるのは、どちらも自然の摂理にかなっていないということ。
どちらも不自然、ということです。

そう、さくらはさくらで、ヒマワリはヒマワリ。

当たり前?
でも案外、その当たり前のことを忘れがちなのが「現代に生きる私たち」なのかもしれません。
そこをもう一度捉え直す。自然と向き合い共存しながら生きること考える。

それはまさに、アーユルヴェーダそのもの。
わたしたちとアーユルヴェーダのリアリティある関係です。

他方で、いま世の中には・・・

ひまわり:「さくら〜、おめーできるもんなら夏に咲いてみろや、バーカ!」
さくら:「ひまわり〜、太陽の顔色ばっかり伺ってんじゃないわよ。このボケ!」

こんな感じのイジメや争いが溢れていないでしょうか?
本当の自然の姿、じぶんと相手の違いとお互いの価値を、残念ながらわかっていない。
そして「わかっていない」ということにすら、気づいていない。
そこに起因した「争い」がたくさん起きていると思うのです。


「みんなちがって、みんないい」? アーユルヴェーダの「体質理論」

「みんなちがって、みんないい」などと、言いますけれども、
アーユルヴェーダによりますと、「みんな」とは、てんでバラバラではありません。
実はある幾つかの「質の体系」がある。

それがアーユルヴェーダの「体質理論」です。

以下はほんの一部ですが・・・

ヴァータ(空と風)体質は、好奇心旺盛、でも時々せっかちさん。
乾燥や冷えに弱く、疲れやすい。時に便秘や痛みが出やすい。

ピッタ(火と水)体質は、燃える情熱のひと、でも時々イラチさん。
消化力旺盛、熱や暑さに弱く、皮膚に支障が出やすい。

カパ(土と水)体質は、ゆったり大らかさん、でも時々怠け者さん。
冷えや湿気に弱いけれど、体力はある。太りやすい。

「弱みを知り、強みを生かす」「カラダとココロは繋がっている」は
いま世の中でよく語られる「言い回し」ですが、ことアーユルヴェーダにおいては
これらは決して「気分」や「雰囲気」なんかじゃないのです。

とても明快な、カラダとココロの体質別の理論。
また具体的に用意された、季節ごとの生活法や食事法。
合理的なベースが十全にあるのがアーユルヴェーダです。
驚くことに、どんな体質のどんな課題にも、必ず答えが用意されています。

自分を徹底観察し、個々の体質にあったカラダケアを実践しながら、健やかに生きること。
それぞれの個性を発揮しながら、幸福な人生を目指すのがアーユルヴェーダの本質です。

実践科学であるアーユルヴェーダ・・・。
これがもうガチなのですよ。ガチ。


そもそも互いの違いに「良い悪い」はありません。
体質の差に基づくものなのだという「アーユルヴェーダの考え方」を
多くの人に知ってほしいなと思います。

皆が自分をしっかり見つめ、大事にケアして生きること。
大切なのは、まず個人が心身ともに健康になることから。
アーユルヴェーダの知恵を持つことで、相互理解のベースが底上げされて、
つまらない争いはきっと減っていくはず・・・。

人と人の間にも、その集合体である国の間にも。

ほんとうに豊かな社会って、そういうことなんじゃないでしょうか・・・ね。


で、本日のまとめ。

アーユルヴェーダを知る人がもっと増えれば、きっと反対に世のイジメや争いは減る!

だからこそ(マニアさんばかりではなく)普通のみなさんにも、アーユルヴェーダを少しずつ、
もっと知っていただきたいなと思う。

そんな、アーユルヴェーダ案内人くれはる、なのでした。

すべての体質のみなさんに、どうぞよき1日を。




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by kureharu | 2015-06-10 00:56 | アーユルヴェーダ全般

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by くれはる
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