毎月ワークショップを開催している会場、asagoroの庭。
その入り口には、一本の大きな柿の木があります。
初めてここを訪ねた昨年暮れからごく最近まで、すっかり葉を落としていたこの木に
新緑の繁る季節になりました。
また、隣にある柚子の木は、白い花をたくさんつけていて
クラクラするくらいの香りで庭中が包まれています。
今月も、この明るい日差しのなか、月例ワークショップ開催しました。
縁側の窓も開け放すと気持ち良い風が通ります。
座学はドーシャ別の食事法のおはなし。
実習は久々に、みなさんとギー(精製バター)作り。
ギーとは?
コレステロールをあげない、また記憶力や知力、消化力、オージャス(活力素)を
あげる力を持つといわれるアーユルヴェーダで最も優れた油です。
無塩バターを使って、家庭でもつくることができます。
ギー作りのコツは?
よく、「ギーは火にかけて何分ですか?」みたいな質問を受けますが、
私は「しっかり耳で全身で、音を聞いてくださいね」と、毎回お願いしています。
大切なのは
なべの中のバターの変化をしっかり見て、ギーになっていく経過で立てる音をよく聞いて。
そこをちゃんと押さえることです。
最初の「ボコボコ」という重たい音から、「カンカン」という乾いた金属的な音まで。
バターの水分が飛んでいくプロセスで、音は段階的に変わっていきます。
最大のヒントはその音です。
音の変化は、ギーづくりの大事なタイミングを私たちに教えてくれているんですね。
「五感をちゃんと使っていくこと」をもっともっと大切にしたいもの。
今月もひまわり色のキラキラギー。
消化のよい豆ムングダルをシンプルに煮てカレーを添え、ギーとともに試食していただきました。
ヴァータを乱さないパンの食べ方。
乾燥した環境や食べ物により、乱しやすいのがヴァータ(空/風のエネルギー)。
たとえばパンを食べる時、ギーを添えるのは、
ヴァータ体質の人には特におすすめの食べ方です。
しっとりした良質な油分を上手に取り入れたいものです。
パンにつけるギーとハチミツ、間違いのない美味しさですね。
*はちみつとギーは、同量での摂取を控えましょう。
またアーユルヴェーダでは、特にハチミツは加熱を避けたい食品です。
トーストなどにつける時は、40度以下に冷ましてからどうぞ。
美味しく食べて、オージャス(活力素、生命素)を増やす。
健やかな幸せに一歩近づける食材、それがギー。
毎月開催のワークショップ
お申し込み受付中!
ーはじめてのアーユルヴェーダ*ワークショップー
「じぶんでできるじぶんメンテナンス 2ndシーズン」
2015年春から夏へ 編
*2ndシーズンは「食事法」をメインテーマに。毎月開催中!
オイルマッサージ実習もあります!
4/18(土)、5/10(日)(終了)、6/27(土)