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よばれよし〜「お正月の食べ過ぎ」その合理性【アーユルヴェーダの食事法/季節のすごしかた】

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京都の年越しはにしんそばで。


よばれよし〜「お正月の食べ過ぎ」その合理性【アーユルヴェーダの食事法/季節のすごしかた】


あけましておめでとうございます。
2015 年、皆さんにとって、健やかで陽射しに溢れた明るい一年になりますように!
アーユルヴェーダが、ちょっとでもそのお役に立てるように、
案内人&拙ブログ、こつこつ参りたいと思います。
どうぞ宜しくお願いします。

早速ですが、みなさん年末年始、快調に食べ過ぎてますか?
ご家族と?ご実家で?あるいは旅先で?
親しい方たちと楽しく、おいしいものに囲まれてゆったり過ごされているかもしれませんね。


「よばれよし」

ところでこれは、年末京都に帰省中、久々にライブで聴いて懐かしくなった言葉のひとつです。
こういうコアな言葉を聴くと、帰ってきたなーという感じがする。
日本中、これだけ情報が行き渡っても、このニュアンスまでは
なかなか東京では伝わらないかも。

ベタな標準語にするとなんでしょうか。
「およばれしなさいね(戴きなさいね)」
(ああ、訳すと一気に、ことばの色気が消えます・・・)
子供時代、祖母や母から、よく聞かされたものです。

そもそも「よばれよし」の前段に
初級編の「食べよし」というのがあります。
これはわかりやすい「食べなさい(食べなさいね)」
AとB、1対1のコミュニケーション。

それに対し、上級編「よばれよし」には、
もうちょっと複雑なコミュニケーション像があるんですよね。
まず、三人以上の登場人物が必要。

例えばこんなシチュエーション。
母と娘のわたしが、母の友人のおばさま宅にお邪魔する。
そこのおばさまが、私たちにお茶とケーキを出してくれたとしましょう。

お皿の上には美味しそうなケーキ。
でも、娘である私は遠慮して、手をつけられないでいる。
お茶を頂き始めた母が、娘である私に言う。

「あんたもよばれよし」

そこで初めて娘は、お茶とケーキを戴くことができる。

・・まぁ、こういう使い方です。

一般に京都人は、みっともないことを避けたがる「ええかっこしい細胞」をもった人種です(笑)
(世の中がおしなべてファストに平均化してしまう中、これはわたくし、決して悪いことではないと思っています)
その京都人が、第三者(おもてなしの主)の目線を意識しつつ、
一方、相手(娘)に余分な負担をかけず、さらりとスマートに行動を促す言葉。

「よばれよし」

あっさりと、でもどこかきっぱりと意志的で。

大人のコミュニケーションが、わずか5文字の言葉にあるなぁと思います。


お正月に食べ過ぎることは、理にかなっていた?

さて、本日の本題です。
さて、みなさん、年末年始、食べ過ぎてますか?
わたしもご多分にもれず、ここ二日間ほど、通常の2倍は食べてしまっていますね・・(汗)

おせち、お雑煮・・
久々に家族や友人と集まって、楽しい会食の機会も増える。
いつもよりゆったりとくつろいで過ごす時間。
で、ついつい食べ過ぎる。
そうなりますよね。

「年末年始の食べ過ぎ」
アーユルヴェーダの見地から見てみます。

結論から言いますと、この季節、たくさん食べること、重い食事を摂ることはまちがっていない。
アーユルヴェーダではむしろ勧められているのです。
いいのです。食べても。(ええ!?)

なぜなら、冬は「重性(消化に重いもの)」をとったほうがよい季節だからです。
この季節にたくさんの食べ物、重い食べ物を食べるのは、アーユルヴェーダでは理にかなっています。

そう、ある条件を満たしていれば。
で、ある条件とは?

健康な人であること。

注目すべきは「食べるあなたの消化力(アグニ)」です。

アーユルヴェーダでは、夏至と冬至を挟んで、一年を6つに分けます。
春/夏/雨季/秋/初冬/厳冬

で、6つの季節ごとに上がったり下がったり、
変化するものは幾つかあるのですが、人間の「消化力」もその一つ。
アーユルヴェーダでは、人間の消化力は冬至(12月下旬)を中心に、
「冬」にピークを迎えると考えられています。
まさに、この時期はピークなのです。


《冬季のすごしかた〜食べ物編》

健康な人は冬に・・・・

*重性の食べ物(油性、動物性、ずっしりした消化に重いもの)を食べるとよい。

冬は体力・消化力が一年の間で最もピークになります。
季節的に「消化の火」が最も強いので、軽いものではなく、むしろ「重性の食べ物」を食べる必要がある。
逆に、冬場に食べないとヴァータを乱しやすくなります。
ただでさえ、寒さや乾燥で冬場に乱れやすくなるヴァータです。
ヴァータが乱れると・・?
冷え・乾燥、腰痛・膝痛・頭痛などの痛みを起こしやすくなる。
体質的にヴァータの強いひとは特に注意が必要です。


【冬の食事〜摂るとよいもの】

*肉や魚
*乳製品
*餅などずっしりした食べ物
*甘味、酸味、塩味を活かして
*油分のあるもの、しっとりしたもの
*温かいもの


はい、オッケーです。

・お餅を入れたお雑煮やぜんざい
・日本の冬の伝統的なおせち(きんとんの甘味、なますの酸味、数の子の塩味)
・肉や野菜をたっぷり使った温かい鍋料理など

まさにこれらの条件を満たしている、素晴らしいメニューなのです。


食べていい人の条件

重性の食べ物をたくさん食べても良いのは、「健康な人」であることが条件。
健康な消化力を持っている人です。
例えばすでに、相当食べ過ぎている人や、
消化力が弱っている人が「冬だから重性のものガンガン食べてもOK」というのは
バランスを欠いたことになってしまいます。
また、食べ合わせには注意をしましょう。
(牛乳と、酸味、塩味などの組み合わせは避ける)

自分をよく見つめ、よく観察し、自分の消化力と相談して。
これはいかなる時もアーユルヴェーダの基本のキ
なんですね。


よりよい消化のために・・・

・白湯を飲む。(食前、食中に少しずつ。飲み過ぎは控える)
・食前のしょうがを摂る(薄くスライスし、レモン汁と岩塩を振ったものを食事の30分前に)
・「追い食べ/重ね食べ」を避ける。前の消化が終わっていないうちは食べない。
・量・質とも、夜よりも昼をメインに。寝る直前に食べない。

お正月、まさに上手に「よばれよし」。

美味しい食事を、気兼ねない人たちと楽しみたいものですね!

ところで。
お正月が明けた頃から、次の季節(春)に向けて、「食べ方」やすごしかたを
準備していきたい時期がやってきます。

そこをキャッチし、うまく切り替えていくことも大切。

「冬は重性OKなんでしょ?」と、ずっとそれだけを続けると、
グズグズ・・・カユカユ、次の季節、春がつらくなる恐れも。
アーユルヴェーダで「季節のすごし方」を知り、日々に取り入れ実行することで、
「季節の変わり目」をうまく乗り切っていくことができますよ。

これはまた別の機会に。

1/31のワークショップでも、「春に向けてのすごしかた」をご紹介する予定です。

ことしもどうぞよろしくお願いします。

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ーはじめてのアーユルヴェーダ*ワークショップー
  「じぶんでできるじぶんメンテナンス」
2015年冬から春へ 編


1月から毎月開催!お申し込み受付中です!くわしくはこちら


by kureharu | 2015-01-03 10:00 | アーユルヴェーダ/食事法 | Comments(0)

もっとすこやかに、さらにごきげんに!


by くれはる
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