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【004】私がアーユルヴェーダを始めたワケ《おわかれのとき》

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ベランダで一夜を過ごしたあと、
幸い大きな発作らしきものはなかったけれど、胸元のつまり感は消えず、
わたしはその後も病院通いを続けました。

プロジェクトや、じぶんの仕事と平行しながら。

どこの病院に行っても、原因らしい原因はわからず、病名もなく
症状に対する薬だけが、大量に処方される日々。

今思うと、あの時期に、健康に効く羽根布団とか印鑑とか壺とか。
救いを求めて、よく買わなかったもんだよね〜・・・(買わないけど)
もし勧められていたら、危なかったかしら?(笑)
いや、かわりにシマへ南イタリアへ、せっせと旅をしていました。
通いつめた。
遠くて小さな田舎町を訪ね歩くこと、自然、ヒト、それらが救いでした。
わたしのいまの悩みが世界の全てじゃない。。。
そう思えることが、なによりも清々と嬉しかった。

べーっと舌を出して、舌の上面と下面をみせて。
ベッドに横たわって、お腹を出して、
ぽんぽん、ぽんぽん。胃の上をちゃぽちゃぽ。

都内にあるJ医大の東洋医学研究所の診察室。
毎月の神妙な儀式です。
通院を始めて、二年目も半分過ぎていた。
「この前の薬は効いていますか?」
クールビューティ女医さんは、表情を一切変えずに一ヶ月前と同じように聞きます。
時間がとまってるみたいな先生。

・・・
「効いているかどうかはわかりません。すみません。なにも変わらないです」

私も先月と同じように、懲りもせずそういう。
よくも悪くもわかりません。効いているのかいないのか。
なにも変わっていない。
まだ変わらず、わたしの胸元はキュッと詰まっている。
ぼんやりした呼吸器の不自由さは顔をだしたり、引っ込んだり。

先生はふぅと息を吐き、付箋のいっぱいついた漢方薬辞典みたいなのを開く。
で、居酒屋で追加オーダーを選ぶように、次の薬を選びます。
「じゃ、今月はこれを、飲んでみてください」

まるで「ポテトフライ一丁~」「よろこんで~」

薬。
あんなに種類が出ていたら、仮に効いていても、それがどの種類によるものなのか。
わかりようがなかった・・・
それを真面目に飲めば飲むほど。
少なくともわたしにはわからない。

ある日、儀式を終えた先生に聞きました。
「先生、わたしのからだになにが起きているんでしょう?
なんでずっと呼吸が苦しいまま?これって、どんな病気なんでしょう?」
と。

先生は言いました。クールビューティ、表情を変えず。
「そういうことは、私たちは患者さんにはご説明しません」と。

驚いた。どうして?

「あの・・・じぶんの体に起きていることが、きちんと知りたいだけなんですけど」

答えを待った。
でも残念なことに、明快な返事はなかった。
結局わたしは「わかりました」とだけ言い、診察室を出ました。

ここじゃなかったんだよ・・・。

わたしの体をよくするのは、ここじゃない。
病院通いも薬も、全部やめよう。
やっと気づいた。

どのみち真面目に薬を飲んだって、よくなってはいないのだ。
半ばヤケにもなっていました。

薬をやめて、もし悪化したら?
いいじゃない。そのときはそのとき。そこで考える。そう決めた。
全てをリセットして一旦ゼロに、出口のない自分の状態をゼロにもどそう。

家に帰って、ゴミ袋に何袋あっただろう。
これまでに処方された、大量の薬を捨てました。

じぶんでじぶんをなんとかする。
わたしの出口は、他にはもうありませんでした。


(その5) 《アーユルヴェーダに巡り合う》へつづく




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by kureharu | 2015-01-15 03:20 | はじめまして

もっとすこやかに、さらにごきげんに!


by くれはる
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