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「嫌われる勇気」と向かい合ってみた(アドラー心理学)

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読書好きの友人が主催するディスカッションイベント
「アドラー心理学は私たちに有効か?」
そこに参加するため、ここしばらく、大ヒットのアドラー本「嫌われる勇気」を読んでいました。
アドラー心理学の入門書として、2013年12月に発売され、現在では40万分超えになったという本書。
生き方に悩む青年と哲人の「対話形式」で全体が構成されている。
平易な日本語で整理されて書かれていて、とても読みやすい作りです。

で、反面、さらりと読めすぎるものって、自分の中になかなかフックが刺さりにくい。
別の意味で「難しいもの」でもある。

というわけで、私はあえて最初からノートを取りながら、一週間程度かけて読んでみました。

ホスト役である友人は、参加にあたって本書の読了はマストではないよ、と言いました。
でもせっかくのディスカッション。
参加者として、その場に“いいカタチ”で加われたほうが面白いだろうなぁと思った。

だってタイトルからして「嫌われる勇気」ですもの!
「嫌われる」って、そもそも「受け身」の立場ですよね?
「する側」じゃなくて「される側」
自分の意志の及ばない「好かれる」と「嫌われる」。
切なくもこちらは選べないものです。
なのに、なにゆえそこに能動的な「勇気」という言葉が出てくるのかしら?
最初はシンプルにそう思いました。

しかし、コピーライティングの世界では、こうやって読み手に疑問や違和感を抱かせたら
それはすでに「成功」と同義。
人を前のめりにさせて、こちら側の世界に、大きく引き込んだってこと。
アドラー先生のこの世界に、きっとやられちゃった人多数。
だから40万部超えにもなっているのでしょう。

私もマーカ引きながらポストイット貼りながら、ノート取りながら(笑)一冊読み通していきました。
「嫌われる勇気」


五夜構成(5章)で青年と哲人が語り合う、本書が伝える「アドラー心理学」ってこんな感じ
5つの見出しはこうです。

  • トラウマを否定せよ

  • すべての悩みは対人関係

  • 他者の課題を切り捨てる

  • 世界の中心はどこにあるか。

  • 「いま、ここ」を真剣に生きる。





自分の読書ノートから、着目した要素をあげてみます。

・課題の分離(「それは誰の課題なのか?」ここは対人関係の出発点)
・あなたはあなたのままでいてよい。では「このままのあなた」でいていいか?というとそれは別。
・叱ってもいけない、褒めてもいけない。
・必要なのは「自己肯定」ではなく「自己受容」
・自己への執着を他者への関心にかえる。
・対人関係のゴールは「共同体感覚」
・「共同体感覚」とは、他者を仲間だと見なし、そこに「自分の居場所がある」と感じられること。
・「自己受容」→「他者信頼」→「他者貢献」
・あの人の期待を満たすために生きてはいけない。
・大切なのは「勇気」を持って踏み出すこと


なかなか、気になるキーワードが満載です。
納得できたこと、できにくいこと、ともにノートに記したのち
いざディスカッションの場に挑みます。


結果、3時間半…。
ノンストップのディスカッションになりました。

いやぁ!脳のインナーマッスル、使った使った!(汗)
ポットごと持ち込んだ「くれはるチャイ」もおやつも、
ほぼ脳だけで、カロリー消費したといっていいでしょう。

「引っ張りだすこと」を抜きにすると、私たちは自分とすら向きあえないのね!


思えば私と友人は、逢えば飽きずに、わりかしいろんなテーマで話をするほうだと思います。
でも、そんなものどうしですら
いざテーマを据えた「ディスカッション」となると、出てきたのは
つまり…
「え、ええ?そこ?どこ?」なのです。

事前にお題は用意されていました。ホストはいくつかの課題を作ってくれていた。
でもいざ始まってみると、そこはもう待ったなし。予定調和なし。
どこに球が転がるか、お互いに予想もつかない…。
規則正しく双方向的に球が行き交う、ピンポンとかテニスじゃなくて…。
全方向にぴゅんぴゅん球が飛び跳ねる、そうスカッシュ
うん、そんなイメージだったかもしれません。
飛び交ってた球の数は「ひとつ」ですらなかった。たぶん(笑)

それを互いがひたすら拾って、ひたすら打ち返し続ける。
こけても、しくじっても。
相手の球を拾って打ち返す。
そう、勇気を持って。

互いの中から、とにかくいろんなものを引っ張りだしていった感じ。
ひとりで静かに本にマーカ引いていた時には、全く得られなかった感覚でした。

ライブってこういうこと?!
アドラー先生のいう「いま、ここ」を真剣に生きるって
こんな感じなのかな?

めんどくさいことを避けてると、私たちの世界は美しい彩りを失う(のかもしれない)。


読みやすーいい!とか、わかるわぁー!とか
カンドーしたぁー!とか。
そんな思いが湧いた時、
ちょっとね、その本について「自分ノート」をつくってみるといいかもしれません(笑)
で、よければそれをもとに、誰かと話し合ってみませんか。
「あ、あれ?」っと、なるかもしれません(笑)

自分の「にわか理解」って、これほどまでにあやふやだったのね。
これ、なかなか笑えるくらいでした(笑)

つづく




■「アドラー心理学は私たちに有効か?」
主催者によるディスカッションイベントのレポート
アドラー心理学を実践する初めの一歩




それにしてもスカッシュってスポーツ。見てるとなんだかかなり面白いわー


by kureharu | 2014-10-02 23:01 | すきなもの | Comments(0)

もっとすこやかに、さらにごきげんに!


by くれはる
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