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医者も見放す健康体

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勢浜ビーチ

学生時代、学部のセンパイが私につけたキャッチフレーズは
「医者も見放す健康体」でした。
今見てもなかなかの名コピーです
センパイ、ナイス。

絵の具だらけのつなぎを着た美術学生。
寝てなくても、ろくなもの食べてなくても。自他ともに認める、揺るぎない健康体でした。
徹夜で制作し、夜中じゅう遊んで明け方、だれかのアパートに皆でなだれこむ。
バカがつくほど、元気で自由な生活を謳歌しておりました。


社会に出て、「舞台美術」という世にも不規則な世界な世界に入り、
ずっと目指していた道、舞台美術家として活動を始めました。
男女同等の職場条件、連日の深夜作業、時に徹夜。
長く続く地方まわり。そしてお酒の強い人達とのお付き合い。
それでも私のカラダは不具合を起こさず、文句も言わず、実際とてもよく働いた。
コンビニのおにぎりだけで、お前どうしていつもそんなに元気なんだよ?
そんなことを言われながら、20代を終えていました。


30代。
あるときあれれ?と思う事がおきる。
お酒を飲んで意識が飛んだ。
いや、大した量は飲んでいない。体調も悪くなかったように思う。
なのになぜ?
30になると体質変わるよねぇ~と、仲間達と笑いとばして日々はすぎた。
大きな病気にかかった事がない。
そんな自分への、大いなる自負心。

30代半ば、人生初のサラリーマンとなり、
これまで全く違う価値観の中で生き始めると、学びや発見とともに
カラダはちょっとづつ何かを主張し始めた。

偏頭痛、肩こり、オトナになって繰り返すアトピー。
プレゼン前のひどいドライアイ、ドライマウス。
気管支の不調。アレルギー性鼻炎。
乾燥のつらさ。冷えや女性特有の不調も。

自分を置きざりにすると、モグラたたきのモグラのように、
不調がぴょこっと顔を出す。

どれもこれも、たいしたことじゃない。
いや、たいしたことじゃはずなのに、
モグラが出ると、私の生活の質は著しく下降する。
それに伴いココロの状態も落ちる。
それをヒトには見せたくなかった。

「いつも元気だね」

そういわれる自分をはみ出さないように。
「よく頑張るね」
そういわれる自分をはみ出さないように。
「ストレス」を理由に、仕事に穴をあけるヒトには絶対なりたくなかったのもある。
そもそも働くことが好きだったし、
「いやいや~、ストレスないヒトいないですから」と、何より自分に言い聞かせてきた。
そして頭痛には鎮痛剤を常用し、駅のキオスクで買ったリポDを毎日のように飲んで暮らした。
肩こり解消のために、マッサージにも行き倒した。

毎年沖縄の離島へ、そして時々南イタリアのはしっこへと通うようになったのも
この頃からだった。

南の光と、圧倒的な自然が自分に必要だと、気づき始めていた。


40代。
一方で、東京に戻ると相変わらずの生活。
すれすれまで水のつがれたコップ、こぼさないように
そんな感じで、どこかおそるおそるだ。
ある年の6月、残業から帰宅すると、夜中に急に呼吸が苦しくなった。
横になる事もできなくなり、
ベランダで風に当たりながら、夜があけるのを待つはめになる。

会社で大きな仕事を抱えていた頃で、
表で裏で、色んな人の色んな声にさらされていた。
自ら望んで手に入れた「ミッション」だったこともあり、逆風が吹いても、
心負けないように、負のエネルギーを受けないように、
思いのほか消耗していたのかもしれない。

そこからはいろんな病院を巡った。
検査、検査、検査。
数値に異常はありませんね。病気じゃない。
酸素量も十分です。
医師はかならずそう言う。でも私は「呼吸が苦しい」

毎回なんだかたくさんの薬が出された。
病気じゃないのに、薬は山のように出される。
オートマティックフルコース。
従順に飲んだし使った。西洋薬、漢方薬、外用薬、サプリメント…

「薬は効いていますか?」

診察でそう聞かれても、もはや何が効いていて、
何が効いていないのか。
答えようがないくらいの種類と量。
ただ、またあんな夜が来たらどうしようという不安から、
仕事をしながら、見えないモグラたたきは続く。

違うんじゃないか…?

初めて自分でそう思ったのは、あるとき、主治医のコトバに違和感を感じたときだ。
「最後の頼みの綱」と思っていた、某大学病院東洋医の診察室でだった。

自分の状態をしつこく尋ねる私に、主治医は「患者さんには説明しない」と拒否した。


もうここじゃない。

私は家に帰って、飲みきれないほどたまっていた大量の薬を捨てた。

ベランダで朝を迎えた日から一年ちょっとがたっていた。

もうイヤだった。ひとまずゼロに戻したい。
ここで一度すべてを止める必要がある。
直感的にそう思った。
薬をやめて、体調が今より悪化するのなら、それでいい。
そうなったらそのときに、また考えようと思った。

*****************

ココロとカラダはつながっている。

死ぬまで生きていく。その長旅において、ココロもカラダも、共に私の大事な相方だ。
クルー全員できるだけご機嫌に、自分の艇を漕いでいきたい。
人に舵を委ねるのではなく、まず自分で自分の漕ぎ方を知りたかった。
そうしてアーユルヴェーダに出会った。

忙しく働きながらも、自分のココロとカラダを自分で良く保ちたい。
そんな思いを持つ人たちと、少しでもシェアし合えるなら幸せです。



by kureharu | 2014-09-16 23:30 | ココロとカラダ | Comments(0)

もっとすこやかに、さらにごきげんに!


by くれはる
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